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ソー村の遠景

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ソー村の遠景です。ラベンダー畑とか、牧草地とかいろいろ混ざっています。
ラベンダー畑だけにして経年たちますと土地が枯れてしまうらしいので、時折に輪作しているそうです。
輪作の時に、「ラベンダー」から「ラバンジン」に変えていく所もあるそうです。
生産者に聞くと、「ラベンダー」より「ラバンジン」の方が採油の量が違うので、ラバンジンに移行する畑が多いという事でした。
ラバンジンなどは香水・香料に使うためにどうしても採油の量が多い方が、収穫としてはコストパフォーマンスが良いので、転作していく農家さんが多いとの事でした。

私がソー村に行くたんびに思うのですが、年々ラベンダー畑が少なくなっているような感じがします。

以前に行ったときは、冷害のあった年で、ラベンダーの根腐れが起きてしまっていた時もありました。
この地方は雪も降るのですが、例年積もるほどになることは少ないそうです。しかしその年は、雪が積もってしまい、なかなか融雪できなかったそうで、大きな影響が出てしまった年との事でした。
たしかにその年は、畑の土が湿っていた感じがしました。
もともと、ラベンダーは樹木です。草の種類ではありません。木なのですね。そしてそもそも岩場の乾燥した土地に自生する植物です。もともとの生命力は強い物があります。
ラベンダーの種を購入されて、栽培を試みた方もいらっしゃると思いますが、草ではないので、なかなか芽が出てこないと思います。
種からですと難しいですよ。
ラベンダーを増やす方法は、株分けが一番!
もともと生命力の強い植物ですから、どんどん株分けできます。またついでに申し上げれば、肥料などはほぼ必要ないでしょう。
日本の黒い土であれば、よくかき混ぜて、それこそ藁でも入れて柔らかくしたら、もうほぼ肥料はいらないでしょう。というか、肥料は入れない方が良いと思います。
油断大敵なのは、水です。先ほども申し上げましたが、もともとは岩場に自生していた植物ですので、水分を嫌います。全く水分が必要ない!という事ではありませんが、水は嫌います。
日本のラベンダー畑でも、地下水の通り道の所だけ、ラベンダーが枯れてしまう、ということもあるくらいです。
したがいまして、よく陽のあたる場所で、適当な水分と養分があれば、「ほったらかし」ですくすく育つヨイ子なんです。

フランス人にはピッタリ!

農業国であるフランスでは、オーガニック・無農薬・とか聞きますよね。それもそのはずで、広大な畑に農薬散布!なんて手間のかかることはしませんよ。(笑)
しかもコストがかかります。そんな事をしなくても、一定の収穫量があれば、農業経営は成り立つので、多少収穫量が減っても、まあいつもの事さ!というケセラセラな感じですね。

と思っていると、ワイン作りのブドウには心血を注ぐんですよね。
心底、のん兵衛な国民だこと!!

いいえ、決して否定はしません。そのおかげで美味しいワインをいただけるのですから…。

ps、今年のヌーボーはイケましたよ!
今年は当たり年となる予感がします。

そんな年は、精油も当たり年なんです。
近年でしたら2015年、2009・2010年も良かったかな~!!
精油の話ですよ…あくまで。精油!

ボルドーの赤!カルベネ君!……LOVEです。 

 

 


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つぼみが、開き始めています。刈り取りの時期ですね~~。

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畑の中にいる「オジサン」は気にしないでください。((笑))

 

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畝はこんな感じです。耕運機みたいな感じで、機械で刈り取りしますよ。

 

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コロナが収まったら、こんな風景をご一緒に見に行きませんか?
気持ち良いですよ~~~。

 


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この写真は以前の写真です。データから見ると2010年の写真のようです。
この年の写真はとてもよく撮れているので、過去における1番いい写真だと思っています。先にも書きましたが2010年は植物の生育がとてもよくできた歳です。ワインの当たり年でもあります・・・。

この写真はソー村の少し上のほうに入っていったところの写真です。

当時は観光バスで移動するのではなく小さなワゴン車にみんなで乗り込んで行ってましたので少し道の狭いところにも行けました。


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この写真はソー村に入る手前にある、無人のお土産屋さんの写真です。
ここに車を止めて品物を見ていると、手前にある納屋小屋からお店の人が出てきます。
ラベンダーのバンドルとかクッションとかラベンダー蜂蜜とかエッセンシャルオイルとかを売っています。
南フランスの田舎町らしい雰囲気のある写真ですね。

 

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ここにいろいろなお土産をおいてあります。

 

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この写真は蒸留釜の写真です。
このちょうど下にある窯にラベンダーを目一杯詰め込んで行きます。(作業をしているつもりです。ここにラベンダーの全草を投げ込んでいきます)
その時はラベンダーの穂先だけではなくラベンダーの刈り込んだ全草を入れていきます。
そして下からこの土地の水を使って蒸留をしていきます。
蒸留をして集まったものがラベンダーのエッセンシャルオイルとラベンダーウォーターになります。

ですので、ラベンダーの精油の生成はラベンダーの全草次第と言うばかりでなく、この南フランスの土地の水の影響も大きく受けていると私は考えています。

 

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ここに蒸留された蒸気が冷やされて集まってきます。
上澄みに集まるのが、精油となります。ほぼラベンダーウオーターとなります。

 

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この写真は「ゴルド」と言う街の写真です。
ラベンダーの村ソー村から、「セナンク修道院」へ向かう途中にあります。
この急な崖のところに石造りの街が出来上がっています。
街の中に入ってしまうと、普通の街なのですが遠景から見るととても素晴らしい風景になります。
宮崎駿さんの映画「天空の城ラピュタ」の原型となったとも言われている街です。
ただこの写真を撮るところは普通の道の脇の際のテラスからになります。
ガイドさんによると毎年何人かこの崖から落こっているそうです。
さすがにフランス人だなと思うのは、そのようなことがあってもテラスとか手すりとか全く作らないと言うところにあると思います。全くの個人責任だし、その場所は観光地じゃあないぞ!といわんがばかりです。(笑)でもね、観光地ですよ。ただそのおかげで道路が渋滞したりしています。ただし、今は駐車場もほんの少し整備してあります。

 

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清水の舞台程の高さがあるわけではありませんが、単純に崖です。落ちたら大変です。

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セナンクの修道院の写真です。
先程のゴルドのテラスから急な坂を降りていったところの、谷に囲まれたところになります。厳格な修道院だそうです。現在でも修道僧さんが修行をなさっていると伺っています。冬になると寒い場所だと思いますよ。
このようにラベンダーの畑がありますが、真ん中に白い雑草みたいなのが入っているのがわかると思います。以前にも書き込みましたが農薬などは使わずに雑草も生え放題になっています。
そして何年かに1度は転作をしますので前に私が行った時にセナンクの修道院の目の前が小麦畑になっていたことがありました。
ご一緒させていただいた会員さんはがっかりなさっていましたが、私にしてみれば非常に珍しい風景なので写真に収めてきました。このラベンダー畑は近隣の農家さんに栽培を依頼しているそうです。
最近では国も観光地化してできまして、観光大型化大型観光バスも集まってきたりします。ソー村もセナンクも観光地化してきて、観光客の方も多く来るようになってきています。まあ、我々も地球の裏側から行くのですからね…。

 

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「セナンク修道院」の近景です。
お土産屋さんのコーナーもありますので、そこは割と気軽に入れます。
ソフトクリームがおいしかったと言う記憶もありますよ。
ここで修道院のCDとかお土産とか写真とか石鹸とかラベンダー蜂蜜とかを買ってきた記憶があります。予約をしておくと、教会の内部まで入れるそうです。教会の内部に入る時はタンクトップ、半ズボン、など肌があらわになっていると入れません。
以前はスポーツパンツなども貸し出していたようですけれども、今では入場をお断りと言うことになっていると思いました。
いまだに修行している厳格な修道院であります。

 

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