アロマテラピー専門メーカー フレーバーライフ社

お問合せ   ☎0120-907-187

  1. TOP
  2. フレーバーライフ社ブログ
  3. 頓珍漢西遊記_2023
  4. ヨーロッパ社員研修④

ヨーロッパ社員研修④

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

さて、前回はユーロスターでイギリス出国までの顛末でございました。
ここからユーロスターでパリまでおおよそ2時間程度の電車の旅でございます。
セントパンチェス駅を出発しますと、次はパリ北駅でございます。
ただ、一部途中下車できる電車もあると思います。
以前、パリ北駅からロンドンに出かけた時は、フランスのカレー海岸辺りの場所で一駅止まった事がありました。

テレビの番組の様に、「世界の車窓から」のような感覚の風景が、物凄い勢いで後ろに流されていきます。
スピード自体は日本の新幹線の方が早いと思います。
ただ、この車窓風景はイギリス・フランスでは、なだらかな丘陵地帯を走っていくので、
スピード感を対比させ感じさせる建物とか、山とかが電車線路の至近にある訳ではないので、多少ゆっくりに感じるのかも知れません。

日本に帰国後質問をもらったのですが、ロンドンを出るとほとんど地下鉄の様に、パリまで地下を走っているのかな?
と勘違いをされる方もいらっしゃると思いますが、イギリスではドーバー(ドーバー海峡)ギリギリまで地上を走りますし、
海峡は地下を走りますが、フランスに入国すれば、やはりドーバー海峡を通過すればカレーから地上に出る訳です。
つまり、地下を走っているのは、世界地図で見るところ、全行程の8分の1位の感覚でございます。
時間にすると、20分くらいかな~~?そんな感じですよ。ドーバー海峡なんて・・。((笑))
いよいよパリ北駅に到着です。
(閑話休題)
以前にイギリスで普通の特急というか、急行というのか、電車に乗った時ですが、目的の駅に到着して、さあ降りよう・・。
と電車内の乗降口にいました。いよいよ駅に電車は到着し、降りようとしましたが一向にドアが開きません。

無論日本の様に自動ドアではありませんので、ドアノブをガチャガチャやっていました。でも一向にドアが開きません。
ホームには、電車から降り立った方々が出口に向かって歩いて行きます。いやはや、焦りますよ・・・。
停車時間もそんなに流暢にしていてくれるわけではありませんし・・。
そんな時、我々を見かねた英国紳士が我々の前に、多少押しのける感じで、後ろから出て参りまして、ドアを開けてくれました。

皆さんどうやってドアを開けてくれたでしょう?解りますか?もう爆笑もんですよ・・・。

その電車のドアの開け方は、ドアの上半分がガラス窓になっていまして、そのガラスを下にスライドさせて降ろし窓を開けます。
そして、そこから外に向かって手を出して、外側からドアノブをひねって開けてくださいました。

つまり、そのドアは、内側からのドアノブでは開かない構造でした。
セキュリティの関係からでしょうかね・・。でもこんなの知らないと開けられないよ・・・。
イギリス人は不器用なのか!と思った次第です。
まあ、国会議事堂も議員全員分の席さえもないそうで・・、
これで事足りているからいいんだ!というまあ、合理的な人種でもあると思うんですよね。
日本だったら、議員全員分の席がない!なんてことになったら、大変な大騒ぎになりますよ・・。

さて、パリ北駅に到着です。皆さん我先にと出口に向かいます。日本と違いまして、出口という改札口はありません。
ゲートがあるくらいで、全員出たらしい・・。となるとそのゲートを閉めて人が通らない様に管理するだけです。

さすがにユーロスターに乗り込むときは、専用のゲートと通路を通って電車に入っていきます。
出入国管理上そこは厳格にされています。
パリからロンドンに向かう時にこのゲートでひと悶着した経験もあります。(どこかの機会に書きますね)

なんでこんなに急いで行くんだ~~?くらいに思っていましたら、急げばよかったです。
パリの地下鉄は非常に複雑ですし、(ただし乗り方は一つのルールを覚えると簡単ですよ)ほぼバリアフリーにはなっていません。
スーツケースを抱えている我々はタクシーでホテルまで移動する事にしていましたので、タクシー乗り場へ向かいました。
そしたら、もう大変な行列です・・・。もうしょうがないので、そのままタクシーを待つことにしました。
並びましたよ~~。ちゃんと。正直一時間くらいかかったんじゃあないかな~~。

タクシー乗り場の行列にはいる先頭あたりの所に乗車整理をしてくれるお兄さんがいるのですが、
このお兄さんがてきぱきと車に乗せていきます。
複数人のグループもいれば、二人のグループもあったりします。
北駅ですから、我々のように遠距離移動の方々も多く、大きなスーツケースを抱えている方が多いんですね・・。

2~3列に縦列駐車しているタクシーさんに、あの車にのって。あんたがたは、あっちのタクシーだ!とてきぱきです。

しかも、障害をお持ちの方が来ると、どんだけタクシー乗り場が混んでいても、最優先に先頭に誘導してくれて、
一番でタクシーさんに乗り込んでいきます。これは見ていても気持ち良かったです。しかも、当然ですが誰もそのことをとがめる事もありません。

そしたら、いきなりでかい声を出して、10人乗りのコーチ車に向かっていきます。
どうやら、どこぞの東洋系の8人ぐらいのグループが(決して日本人ではありません。今日本人が8人組でパリに行くなんてことはほとんど見かけません)
3列目の大人数乗れるコーチ車に交渉して乗り込もうとしていました。
どうやらこのタクシーの運転手さんは、この乗員整理をしているお兄さんに指示されて来たと勘違いしていて、
乗り込ませようとしていたみたいです。
この整理のお兄さんが物凄い剣幕で、このグループに列に並ぶように!と促していました。ある意味溜飲がさがります。

そして、我々の順番です。大人四人。スーツケース大三個。キャリーバック一個。後手荷物バッグをそれぞれが・・。
それでサイズは日本車のカローラです。ハッチバックですけど、これで乗れるのか?と思うサイズ感です。
でもね・・。乗れちゃうんです。ロンドンタクシーのあの黒いタクシーに乗っていると、カローラはいかにも狭い。
北駅からオペラ座のあたりまで乗ります。普段であればタクシーには絶対に乗らない距離でありますが、
全くバリアフリーになっていない地下鉄でスーツケースを転がして行こうという気には全くなりません。
タクシーで向かいました。

そしたら、デモをやってまして、(後から聞いたら、医療従事者の待遇改善を求めるデモのようでした。)
オペラ座の前に来たら、全く動きません。もうホテルは目の前なんですけど・・・。
荷物が無ければ間違いなく降ります。
しかし荷物は多いし、初めてのパリの社員ばかりですし、何といってもスリのメッカみたいな場所ですから、ここは我慢我慢・・。
ようやく見慣れた一方通行の道にはいりましてホテルにつきました。
今回はアパートメントホテルに投宿です。
タクシー代金を支払ってホテルに入ります。

たまに、パリのタクシーでボラレタ・・。と勘違いされる方もいます。僕も最初はそう思っていたのですが、
実は、スーツケース一個にいくら。乗車が二人を超えると三人目から料金が掛かる。
という事実がありますので、決してボラレタ訳ではありません。
ロンドンのタクシーさんは全く信用できますし、パリのタクシー運転手さんもおおよその方が信用できますし、親切ですよ。

ただし、「ボンジュール」の挨拶はしてください。この挨拶の有り無しで運転手さんの対応が、本当にかわりますからね・・・。
ボンジュールの一言はホントに大事です!!

文責 興津

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

タグ